6月15日、鹿島アントラーズのDF内田篤人が練習後にオンラインで取材に応じた。内田はケガの回復状況を語り、過密日程の今シーズンを戦う心構えを語った。

上写真=ケガから復帰し練習に合流しているDF内田(写真◎鹿島アントラーズ)

今シーズンは「総力戦」

 ここ数年ケガに悩まされている内田にとって、活動休止期間は体のメンテナンスを行なう絶好の機会となったようだ。「アホほどやりました」という筋力トレーニングによって患部周辺を強化し、チーム活動再開後は全体練習に合流している。13日に行なわれたアルビレックス新潟との練習試合にも出場し、「良いほうに転がっているかなと思う。今までケガが多かったので、できるだけ最少のケガで、離脱はしたくない。そこがなかなかうまくできていなかったけど、その問題は何とか乗り越えたい」と語った。

 今年でプロ15年目を迎え、多くの経験を積んできた内田にとっても今シーズンは初めてづくしとなる。リーグ再開後の展望を問われると、次のように答えた。

「総力戦というか、監督の選手交代の枠も増えるけど、どうしても日程は…。でも僕らは慣れているから。ACLがあったときもあるので。こういうのは他のチームよりは慣れていると思うので、選手全員でうまく乗り越えたい。いろんな選手にチャンスがあると思うし、個人としてはケガなくやりたいなと思います」

 過密日程が避けられない今季は、例年以上に選手層がチームの成績を左右する。そのことを理解した上で内田は、高卒ルーキーのFW染野唯月、MF荒木遼太郎、MF松村優太、GK山田大樹の名前を挙げ、「新人は結構やると思います。鹿島はいい高卒を取ったんじゃない?という感じかな。これから何年かすればアントラーズのスタメンをがっちり確保することもできなくはない。なんだったら代表も、という選手だと思います」と太鼓判を押し、若手の活躍に期待を寄せた。