全体練習を再開しているセレッソ大阪は5日、非公開でゲーム形式のトレーニングを実施。練習後、今月7日に誕生日を迎えるDF瀬古歩夢がオンラインで取材に応じ、改めて20歳の目標を立てた。

上写真=練習後に取材に応じたDF瀬古

練習に全力を注ぐ

 この日の大阪は最高気温が30度を超える真夏日となったが、ゲーム形式などハードな練習メニューを実施。瀬古は「めちゃくちゃ暑いですけど、徐々に体は慣れてきている。7月4日までには(シーズンの)最初の状態に戻ると思います」と話した。

 活動休止期間は外出自粛の生活を送っていたという19歳は、「こんなに何もせず家でダラダラすることはなかったので、それもまた新鮮でした。でも、1カ月くらいは耐えられたけど、そのあとはウズウズして、いつできるんかなって感じで過ごしていました」と振り返り、「今はグラウンドでしっかりプレーできるので、それに全力を注いでいます」とサッカーができる喜びを感じているようだ。

 昨年はU-20W杯に出場し、チームでも一時期CBのレギュラーを獲得するなど一気にブレイク。9月にはU-22代表に初招集され、東京五輪出場を今年の目標に掲げていた。新型コロナウイルスの影響で五輪は延期となったが、「アピールできる期間も増えたのでポジティブに捉えている。そのために試合に出て、活躍することを心がけています」と気持ちを切り替え、「今の目標は試合に出て、セレッソの勝利に貢献できるようなプレーをしたい」と言葉に力をこめる。

 表情にはまだあどけなさが残るが、今月7日が20歳の誕生日。節目を迎えるにあたって、「やっと大人の階段っすね(笑)。心も体も大人になっていけたらと思います。セレッソではタイトルを取れるように」と誓いを立てた。