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J1のFC東京は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020シーズン年間チケットの全額払い戻しを決定した。
上写真=1月28日に行なわれたACLプレーオフ。厳しい寒さの中、多くのサポーターが味の素スタジアムに駆けつけた(写真◎Getty Images)
無観客試合も想定
新型コロナウイルスの影響でJリーグは2月下旬より中断しており、クラブは年間チケットの取り扱いについて検討を重ねた結果、「今後再開されても、無観客試合での開催や入場者数制限に伴う通常と異なる座席配置、応援制限、開催するスタジアムなど通常の試合観戦とは異なる状況での開催となる可能性が高く、当初予定していたSOCIO(ファンクラブ会員)みなさまへの権利とサービスがこれまで通り提供できない」と判断し、年間チケット代金の全額払い戻しという対応を決めた。
払い戻しの対象は、「2020年間チケット」購入者全員で、具体的な返金方法については今後発表される。なお、購入者はチケットの払い戻しを辞退することも選択でき、その場合はクラブに対する「寄付」となって税優遇(寄付金控除)を受けられる。払い戻し辞退の申し出は、5月24日までにクラブ公式サイトから申請する必要がある。
Jリーグでは、今月5日にJ3のFC今治がシーズンパスの払い戻しを決定したが、J1ではFC東京が初となる。