写真◎J.LEAGUE
J1の鹿島アントラーズは7日、県立カシマサッカースタジアムに鹿行地域PCR検査センターが設置され、5月11日よりドライブスルー形式のPCR検査を実施すると発表した。
上写真=PCR検査センターが設置されるカシマスタジアム(写真◎J.LEAGUE)
Jクラブが医療支援
対象となるのは、鹿行5市(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)の医療機関で新型コロナウイルス感染が疑われると判断された者で、潮来保健所が対象者の選定を行なう。実施は平日のみ、13~15時の間。1日20件までの予約制となる。
2月下旬から中断しているJリーグは、先月20日に村井満チェアマンが首相官邸を訪れて菅官房長官と面会し、スタジアムなどクラブ施設をPCR検査に寄与できるのではないかと提案。菅官房長官は「大変ありがたい」と前向きな反応を示していた。
今回PCR検査センターが設置されることとなった県立カシマサッカースタジアムは、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーが指定管理者として運営管理を行なっている。
鹿島アントラーズ小泉文明社長のコメントは以下の通り。
「今回、鹿行地域PCR検査センターの設置にあたり、県立カシマサッカースタジアムの指定管理者として、実施場所提供という形で協力することになりました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止には、地域一体となった取り組みが大切で、PCR検査による現状の把握や医療体制の整備は終息に向けた大前提となります。
センターの運営主体となる鹿島医師会様始め、鹿島アントラーズのホームタウンとなる茨城県鹿行地域の医療機関、そして鹿行5市と連携し、状況の改善につながっていけばと思います。
これまで当たり前だった生活、フットボールのある日常を取り戻す日まで、引き続き、クラブとしても協力してまいります。スタジアム周辺地域のみなさまには、ご理解のほど宜しくお願い致します」