政府による緊急事態宣言の対象期間が5月31日まで延長されたことを受け、Jリーグの各クラブは活動休止期間の延長を発表した。

上写真=鹿島は活動休止期間を5月31日まで延長(写真◎近藤俊哉)

リーグ再開は最短で7月か

 J1の鹿島アントラーズは4日、活動休止期間を6日から31日までに延長すると発表。同日、J1の浦和レッズも当面の間活動を休止すると発表し、ほかにもJ2のジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府などが同様に休止期間の延長を決めた。

 緊急事態宣言の当初の期限だった今月6日まで活動休止を決めているクラブは多く、今回の延長を受け、チーム活動の再開時期を延ばすクラブは今後増えると予想される。

 2月下旬から中断しているJリーグは、最短で6月13日に再開する可能性を模索していたが、村井満チェアマンは「(準備期間として)3週間は必要で、遅くとも5月23日には決めなければならない」と話しており、緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことで、6月13日の再開案は事実上消滅した。1カ月スパンで再開時期を設定するJリーグの方針から、再開は早くて7月となる見込み。

 Jリーグは今後、11日にNPB(一般社団法人日本野球機構)との『新型コロナウイルス対策連絡会議』を開催する予定となっている。