セレッソ大阪は1日、GK永石拓海(24)に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことが確認されたと発表した。ヴィッセル神戸のDF酒井高徳、ザスパクサツ群馬のDF舩津徹也に続き、Jリーグの選手では3人目の感染者となった。

上写真=新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたGK永石(写真◎J.LEAGUE)

31日にPCR検査

 クラブによると、永石はチームがオフだった3月22日に友人3人と食事をし、オフ明けの24日から通常どおり練習に参加していたが、再びオフとなった28日に倦怠感を覚え、体温が37.9℃まで上昇。29日になって体温は36.7℃まで下がったが、同日、22日に一緒に食事をした友人の1人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを知らされ、31日に大阪府内の病院にてPCR検査を実施したところ、本日1日に陽性判定が出た。

 クラブ公式サイトで発表された永石のコメントは以下の通り。

「この度は、コロナウイルスに感染してしまい、チーム、スタッフの方をはじめ、Jリーグ関係者の方々、そしてJリーグ再開を楽しみにされている方々に対して、ご迷惑をお掛けした事、深くお詫び申し上げます。

 コロナ感染拡大に伴い、基本的に外食、公共交通機関の利用を避け、検温・手洗い・うがい等、できる限りの予防、対策は行なっていました。29日、22日に一緒に食事をした友人から新型コロナウイルスで陽性反応が出たとの連絡が入り、31日に検査、本日1日に陽性反応が出ました。コロナウイルス感染拡大の状況からみて、参加すべきでなかったと大いに反省しております。大変申し訳ありません。

 チームの選手や関係者に感染が広まっていない事を心から願っています。私自身の体調は大丈夫です。コロナウイルスの収束を心から祈っています」

 現時点では、永石以外の選手、スタッフで新型コロナウイルス感染症や風邪の症状等を訴えている者はおらず、永石本人も発熱および咳、味覚・嗅覚障害等の症状はないという。トップチームは3月28日から4月2日までオフに入っている。

 クラブは「永石選手との濃厚接触者については現在調査中ですが、選手、スタッフ、関係者及びそのご家族の安全を第一に考え、保健所の指導のもと、濃厚接触者の特定や舞洲クラブハウスの消毒等の対応を行なってまいります」としている。