J1の名古屋グランパスは23日、AZアルクマール (オランダ1部)へ期限付き移籍中のDF菅原由勢が、移籍期間が終了する今年7月1日から完全移籍すると発表した。

上写真=AZへの完全移籍が決まったDF菅原(写真◎Getty Images)

17歳でプロ契約

 名古屋の下部組織出身の菅原は、2018年のリーグ開幕戦で高校生ながら先発フル出場を果たし、同年4月にクラブ史上最年少でプロ契約を締結。プロ1年目はリーグ戦で13試合に出場し、昨年6月からAZに期限付き移籍していた。

 完全移籍が決まった菅原はクラブを通じ、「僕は名古屋グランパスのアカデミーで育ちました。グランパスでプロになりたくてグランパスの選手として試合出場し勝ちたくて、なによりグランパスが大好きでした。支えてきてくれたチームスタッフの方々やチームメイト、事業部や裏方の方々などグランパス関係者の方々には大変お世話になり、ここまで来ることが出来ました。まずはグランパス関係者の方々に感謝を伝えたいと思います」とコメント。

 また今後に向けて、「これからはアカデミー出身の選手として現在アカデミーに在籍している選手やこれからグランパスアカデミーに入る選手たちの手本になり、アカデミー出身選手としての責務をこれからも果たし続けなければいけませんし、それが僕の大きな目標でもありモチベーションです」と述べている。

 菅原は今季リーグ戦で15試合に出場し、UEFAヨーロッパリーグでもゴールを挙げる活躍。現在19歳で、東京五輪に臨むU-23日本代表候補としても注目されている。