J1の清水エスパルスは12日、2020シーズンのキャプテンにMF竹内涼、MF金子翔太、DF立田悠悟が就任したことを発表した。同クラブは92年にJリーグに参入して以来、今季初めて複数キャプテン制を採用した。

上写真=左からMF竹内涼、MF金子翔太、DF立田悠悟(写真◎J.LEAGUE)

J参入29年目で初の人事

 チーム生え抜きの3人が今季のチームを引っ張る。MF竹内は3季連続、MF金子とDF立田は初のキャプテン就任となった。3人はそれぞれクラブ公式サイトで次のようにコメントしている。

●MF竹内涼
「3人で協力しながら、皆で良いチーム・勝てるチームを作り上げられるよう、毎日を大切にして、皆と一緒に成長していきたいと思います。よろしくお願いします」

●MF金子翔太
「トロフィーを掲げたいと日頃から明言している監督の想いを実現するために、本当の意味で仲間のことを考えられるキャプテンになれたらと思います。また、若い選手や外国人選手とのコミュニケーションも大切にし、チームメイトと共有しながらお互いに高め合っていきたいと思います」

●DF立田悠悟
「誰もがなれる役割ではないので、引き締まる思いです。昨年は副キャプテンを経験させてもらったので、その時よりもさらにやらなければいけないという気持ちもあります。全員が同じ目標に向かい頑張れる雰囲気を作っていきたいと思います」

 今季の清水は、昨季まで横浜F・マリノスでヘッドコーチを務めていたピーター・クラモフスキー氏が新監督に就任。横浜FMは複数キャプテン制を採用しており、クラモフスキー監督は古巣のチーム作りを参考にしたとみられる。なお、清水が複数キャプテン制を採用するのは92年のJリーグ参入以来、初めてのこと。

 清水の歴代キャプテンの以下の通り。

[1992年]三浦泰年
[1993年]三浦泰年
[1994年]三浦泰年
[1995年]長谷川健太
[1996年]澤登正朗
[1997年]澤登正朗
[1998年]澤登正朗
[1999年]澤登正朗
[2000年]澤登正朗
[2001年]伊東輝悦
[2002年]伊東輝悦 (副キャプテン=森岡隆三)
[2003年]三都主アレサンドロ (副キャプテン=森岡隆三、市川大祐)
[2004年]森岡隆三
[2005年]森岡隆三
[2006年]山西尊裕 (副キャプテン=高木和道)
[2007年]山西尊裕 (副キャプテン=高木和道、兵働昭弘)
[2008年]高木和道 (副キャプテン=西部洋平、兵働昭弘)
[2009年]兵働昭弘 (副キャプテン=児玉新、岡崎慎司)
[2010年]兵働昭弘 (副キャプテン=児玉新、岩下敬輔)
[2011年]小野伸二 (副キャプテン=高原直泰、ボスナー)
[2012年]小野伸二
[2013年]杉山浩太
[2014年]杉山浩太 (10月~副キャプテン=本田拓也)
[2015年]本田拓也 (副キャプテン=長沢駿、大前元紀)
[2016年]大前元紀 (副キャプテン=西部洋平、犬飼智也)
[2017年]鄭大世 (副キャプテン=西部洋平、河井陽介、犬飼智也)
[2018年]竹内涼 (副キャプテン=鄭大世、六反勇治、河井陽介)
[2019年]竹内涼 (副キャプテン=河井陽介、立田悠悟)
[2020年]竹内涼、金子翔太、立田悠悟