FC東京は新型コロナウイルス、インフルエンザ等の感染拡大に伴い、2月中は小平グランドでのファンサービスを行なわないことを発表した。なお、状況に応じて期間を延長する場合があるとしている。

上写真=プレーオフを制し、ACL本戦出場を決めたFC東京(写真◎Getty Images)

クラブから緊急リリース

 FC東京は31日、クラブ公式サイトにて『緊急』という表題でリリースを出し、2月中はファンサービスを実施しないことを決定した。クラブの発表によると、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染を避けるため、練習場でのサインや写真撮影を実施せず、選手とハイタッチを行なう試合2日前の練習も非公開となる。なお練習公開日の見学は可能だが、「万が一、体調が悪くなったり、発熱等がある場合には、無理をしないようお願い申し上げます」と、ファン・サポーターに呼びかけた。

 また同日、宮崎キャンプ中のC大阪も新型コロナウイルスへの対応を発表し、「今後さらに感染が拡大される可能性もございますので、当クラブにおきましては、ファンサービスについても制限を行ない、ファンの皆様のご要望にお応えできない場合もございます」と伝えている。

 現在、中国をはじめ世界各地において新型コロナウイルスの感染が確認されており、今月30日にWHO(世界保健機関)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。先日には名古屋が沖縄キャンプ中のファンサービスの見送りを発表するなど、Jリーグ各クラブも対策に乗り出している。