写真◎Getty Images
J1の浦和レッズは28日、オーストラリア代表DFのトーマス・デンをメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)から獲得したことを発表した。同選手は現在22歳で、U-23オーストラリア代表では主将を務めている。
上写真=タイでのU-23アジア選手権に出場したトーマス・デン(写真◎Getty Images)
東京五輪世代によるポジション争いか
今季から強化体制を一新し、「3カ年計画」でチーム作りを進める浦和が、22歳のオーストラリア代表DFを獲得した。FWレオナルド(←新潟)、MF伊藤涼太郎(←大分/期限付き移籍から復帰)、武田英寿(←青森山田高)に続き、今季4人目の補強となる。
ケニア出身のDFトーマス・デンは、2014年にメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)でキャリアをスタートさせ、16年からPSV(オランダ)のセカンドチームに所属した後、17年にメルボルンに復帰。オーストラリアAリーグでは通算71試合2得点を記録し、18年にはA代表デビューを果たしている。
またU-23オーストラリア代表としても活躍し、先日までタイで開催されていたAFC U-23選手権ではキャプテンとして4試合に出場。ウズベキスタンとの3位決定戦にも先発出場し、東京五輪への出場権獲得に貢献した。
浦和のクラブ公式サイトで発表されたコメントは以下の通り。
「浦和レッズファン・サポーターのみなさま、こんにちは。浦和レッズの一員になれてとても興奮しています。急な移籍でしたが、この場にいられて幸せです。選手やスタッフとのトレーニングも、そしてJリーグで最高のサポーターであるみなさんの前でプレーするのも待ち遠しいです。日本で最高のクラブに入れて光栄です。またすぐにお会いしましょう」
トーマス・デンは代表チームで右サイドバックを務めており、今季4バックに取り組む浦和では、同じく東京五輪世代のDF橋岡大樹とポジションを争うことが予想される。