J1の大分トリニータは28日、MF江頭一輝の現役引退を発表した。昨季は期限付き移籍でJ3いわてグルージャ盛岡でプレーし、シーズン終了後に契約満了が伝えられていた。

上写真=18年から岩手でプレーした江頭(写真◎J.LEAGUE)

「正直後悔はあります」

 山口県出身の江頭は、2016年に大分U-18から岩田智輝、吉平翼(現・藤枝)と共にトップチームへ昇格し、同年9月22日の天皇杯・清水戦でプロデビュー。17年は期限付き移籍で東海リーグ1部の鈴鹿アンリミテッドFCでプレーし、シーズン終了後に大分に復帰することが発表されたが、18年1月にJ3のグルージャ盛岡(現・いわてグルージャ盛岡)への期限付き移籍が決定。19年シーズンも移籍期間を延長し、リーグ戦19試合に出場したが、昨年12月に大分、岩手の両クラブから契約満了が伝えられた。

 28日にクラブ公式サイトでコメントが発表され、22歳での現役引退に「正直後悔はあります」と無念をにじませながらも、「セカンドキャリアの事を考えた時に全く知らない世界に飛び込み勝負したい。そのスタートをはやくきりたい。と思い引退する決断をしました。決して簡単な決断ではありませんでした。3年後5年後10年後この決断をしてよかったなと思えるよう毎日努力していきたいと思います」と、今後に向けて決意を表明した。

 最後に、「応援してくださったファン、サポーターの皆様、練習、試合後に声を掛けてくれた方々、少しでも気にかけ連絡をくれた方々、今まで一緒に戦ってきた仲間、小学生から今までご指導頂いた監督、コーチ、そして1番近くで支えてくれた家族には本当に感謝しています。ここまでサッカーを続けてこられたのは間違いなく皆様のおかげです。本当に多くの人と出会い、支えに恵まれたサッカー人生でした!本当にありがとうございました!」と、感謝の思いを伝えた。

江頭一輝(えがしら かずき)
■ポジション
MF
■生年月日
1997年5月13日(22歳)
■出身地
山口県
■身長/体重
179cm/71kg
■経歴
上宇部サッカースポーツ少年団→クレフィオ山口FC→大分トリニータU-18→大分トリニータ→鈴鹿アンリミテッドFC(期限付き移籍)→大分トリニータ→いわてグルージャ盛岡(期限付き移籍)
■通算出場記録
J3:38試合/1得点
東海1部:14試合/1得点
天皇杯:5試合/0得点