1月22日、ジェフユナイテッド市原・千葉は昨季限りで現役引退した佐藤勇人氏が、2020シーズンより「クラブユナイテッドオフィサー(CLUB UNITED OFFICER)」に就任することを発表した。

上写真=昨季限りで現役を引退した佐藤勇人氏(写真◎J.LEAGUE)

トップチーム強化にも携わる

 1982年生まれの佐藤勇人氏は現在37歳。2000年にジェフユナイテッド市原のアカデミーからトップチームに昇格し、昨シーズンで引退するまでクラブ最多の397試合(リーグ戦)に出場した。昨年10月16日に開かれた引退会見では、今後について「このクラブの未来のために力になりたい」と語っていた。

 クラブユナイテッドオフィサー(CUO)という役職についてクラブは、「社長付として多岐にわたるクラブ内の組織同士や、クラブとクラブを応援してくださる皆さまをユナイテッド(結束)させ、クラブ全体が一丸となって活動するための推進役としての機能を果たします。佐藤勇人氏には、アカデミーで6年間、プロとして20年間ジェフとともに歩んできた経験や見識を活かし、ジェフのクラブ理念である「ジェフユナイテッドライフの実現」に向け、その一翼を担っていただきます」と説明する。

 佐藤氏はCUO就任に際し、クラブ公式ホームページで以下のようにコメント。

「このたび、ジェフの一員になってから27年目をクラブユナイテッドオフィサーとしてスタートできることを大変嬉しく思っています。私たちは1946年の古河電工サッカー部に始まり、その後古河電工と東日本旅客鉄道がクラブの母体となり活動している伝統あるクラブであります。その伝統と誇りを発信していきながら、これまで以上にクラブとホームタウンの結びつきやチームの団結を導くことも自分の役割だと考えております。またアカデミーから1人でも多く選手を育て、市原・千葉をはじめ地域の皆さま、ファンやスポンサーの皆さまが誇れるクラブになるため精進して参ります」

 クラブの発表によると、CUOはトップチームの強化にも関わる予定。尹晶煥新監督の下、11年ぶりのJ1復帰を目指すチームをさまざまな面でサポートしていく。