1月19日、ベガルタ仙台が2020年シーズンのキャプテン、副キャプテンを発表した。DFシマオ・マテがキャプテン、FW長沢駿とMF松下佳貴が副キャプテンに就任。新監督を迎え、上昇を目指すチームをけん引すると誓っている。

上写真=昨季途中からたびたびキャプテンマークを巻いていたシマオ・マテ(写真◎J.LEAGUE)

一丸となって目標達成を

 昨シーズン途中からキャプテンマークを巻いていたDFシマオ・マテが2020年シーズンはスタートからけん引車として働く。正式にキャプテンに就任。すでに昨シーズンからJリーグでも屈指のDFとして存在感を示していたが、名実ともに仙台の顔としてプレーしていくことになる。

「すばらしい選手、スタッフ、ファン、サポーターで形成されているチームのキャプテンに任命していただき、うれしく思います。しかし関わるすべての人がベガルタ仙台のキャプテンです。一丸となって目標を達成できるようがんばりましょう。私を信頼していただき、ありがとうございます。カニマンボ」

 木山隆之新監督の下、大きく生まれ変わるベガルタでは守備面のみならず、チームそのもののけん引車として期待される。そのマテを副キャプテンとして支え、ともにチームを引っ張るのが長沢駿と松下佳貴だ。

今シーズンは背番号を38番から20番に変更して臨む長沢(写真◎J.LEAGUE)

神戸から加入1年目だった昨季は25試合に先発した松下(写真◎J.LEAGUE)

「キャプテンを支え、一体感のある強いチームになるために必要なことを考え、3人で力を合わせてチームを引っ張っていきたいと思います」(長沢)

「副キャプテンに任命いただき光栄です。不慣れな部分もありますが、ピッチ内外それぞれでチームがいい方向に向かっていけるよう、全員で協力していきたいと思います」(松下)

すでに行っている沖縄・糸満市での1次キャンプ(28日まで)、1月29日から2月9日までの宮崎・延岡での2次キャンプ、さらに2月10日からの宮崎市での3次キャンプで長いシーズンを戦い抜く下地を作り、木山新監督のコンセプトの浸透を図っていく。その中で、彼ら3人が果たす役割は大きい。

 イサック・クエンカや赤﨑秀平らを加えた補強に指揮官は「満足感」を示す。既存の選手と新戦力が一体感をもって戦うことで、新生ベガルタは上位進出を狙う。