第101回全国高校サッカー選手権の3回戦が2日、各地で行われた。千葉・柏の葉公園総合競技場では日体大柏(千葉)と飯塚(福岡)の初出場校同士の対戦が実現。前半にゴールを奪った日体大柏が飯塚を1-0で下し、ベスト8に駒を進めた。

上写真=決勝点を記録した日体大柏のオウイエ・ウイリアム(写真◎高原由佳)

■2023年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@千葉・柏の葉)
日体大柏 1-0 飯塚
得点者:(日)オウイエ・ウイリアム

相手のミスを逃さず決め切る

 序盤は互いにセットプレーからゴールに迫るも決め切れず、試合が落ち着き始めた時間帯だった。前半18分、飯塚にミスが出る。ビルドアップの局面で村井天から坂本海凪太に送ったパスが弱く、中途半端になったところを、オウイエ・ウイリアムが見逃さずにカット。そのまま中央を突破してシュート。前に出てきたGKの位置を確認しつつ、しっかりネットを揺らした。

 後半、1点を追う飯塚はサイド攻撃、ショートカウンターと何度も攻撃を仕掛けるが、日体大柏は堅い守備でゴールにカギをかけ、相手の攻め気を逆手に取った速攻を仕掛けてペースを握らせない。オウイエは得点シーン以外にもパスやミドルシュートで見せ場をつくり、存在感を示し、飯塚守備陣に脅威を与えていた。

 試合はそのまま1-0で決着。日体大柏が初出場ながらベスト8進出を決めた。