第101回全国高校サッカー選手権が29日、1回戦が各地で行われた。柏の葉公園総合競技場では丸岡(福井)と高知(高知)が対戦。互いに1点ずつを取り合うも決着がつかずPK戦に突入すると、6人全員が決めた丸岡が2回戦進出を決めた。

上写真=PK戦を制した丸岡が2回戦進出を決めた(写真◎松田杏子)

■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@千葉・柏の葉)
・丸岡(福井) 1-1(6PK5) 高知(高知)
 得点:(丸)小関晴人
    (高)角田颯磨 

丸岡は6人全員がPKに成功

 先制したのは丸岡だ。22分、小関晴人がネットを揺らす。小野響輝からGK東大稀へのバックパスが短くなったところを逃さず、カット。無人のゴールに流し込んだ。対する高知は後半、途中出場の山本愁斗がリズムを変え、攻勢に出ると、53分に角田颯磨が同点ゴールを決めた。

 試合の終盤は丸岡が攻め込む展開が続いたが、決着はつかず、勝負はPKで決めることになった。両チームは過去に2度、高校選手権でPK戦を戦っており(66回大会、88回大会の1回戦)、いずれも高知が勝利を飾っていた。先攻が丸岡、後攻が高知で始まった今回のPK戦は互いに5人が決め切る展開となり、迎えた6人目。丸岡の鷲見琉希が決めたのに対し、高知は後半途中から出場し、同点とする原動力になっていた山本がミス。PK6-5とした丸岡が、3度目の正直で高知を下し、2回戦に進んだ。