第101回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、松本国際(長野)対米子北(鳥取)が12月29日に等々力陸上競技場で行なわれた。前半に米子北が先制、松本国際も終盤に追いついたものの、直後に勝ち越した米子北が4年ぶりの選手権勝利を飾った。

上写真=米子北がMF中井唯斗(10番)の決勝点で松本国際に競り勝ち、選手権で4年ぶりに初戦を突破(写真◎近藤俊哉)

■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@川崎・等々力)
松本国際 1-2 米子北
得点者:(松)岸琢人
    (米)上原颯太、中井唯斗

同点2分後の勝ち越し点

 20分にMF仲田堅信のヘッドがクロスバーに当たるなど押し気味に進めた米子北は、前半アディショナルタイムに鮮やかな連係から、最後はMF上原颯太が鮮やかなミドルシュートを決めて先制。だが松本国際も終盤に入った71分、エリア内右サイドに入り込んだMF岸琢人が混戦から蹴り込んで追いついた。しかし米子北は直後の73分、中央から左サイドに展開し、MF中井唯斗が左足で決めて勝ち越し。そのまま1点差で逃げ切り、選手権では4年ぶりの初戦突破を果たした。