開催中の高校選手権で、関東第一が準決勝の出場を辞退したことに伴い、第1試合は対戦予定だった大津の不戦勝となった。しかし第2試合は当初の予定通り、14時20分にキックオフされる。

上写真=12月28日に国立競技場で開催された第100回高校選手権の開会式(写真◎小山真司)

開場は10時から11時に変更

 1月8日に東京・国立競技場で行なわれる準決勝は、大津対関東第一の第1試合が12時5分キックオフ、高川学園対青森山田の第2試合が14時20分キックオフの予定だった。しかし、この4チームを対象に大会前に定められた検査を行なった結果、関東第一の選手2人から新型コロナウイルスの陽性反応が認められ、関東第一は準決勝の出場を辞退。大津が不戦勝で決勝に進出することが決まった。

 第1試合は中止となったが、第2試合のキックオフは繰り上げず、予定通り14時20分キックオフで行なわれる。ただし開場時間は当初の10時(予定)から、11時(予定)に変更されることになった。

 また、関東第一の小野貴裕監督と、大会実行委員長の全国高体連サッカー部・玉生謙介部長は、日本サッカー協会を通じて以下のようにコメントを発表している。

●小野監督
「今大会だけでなく、この2年間できる限りの対策を講じてきました。それでも陽性者が出てしまった以上、大会・相手校に迷惑はかけられないと判断しました。チームは動揺が隠せない状況ですので、個別の取材はご遠慮頂けますと幸いです」

●玉生委員長
「100回大会でこのようなことになったのは大変無念です。関東第一高校はこれ以上ない感染対策をしてきたと聞いています。それでもこのような事態になり、関東第一高校の関係者の方々のことを思うと胸が痛みます。残りの2試合に関しましては、より一層の感染対策を講じ選手、関係者の安心・安全を確保して実施をしてまいります。関東第一高校の関係者、選手に対する取材はご遠慮いただきますようお願いいたします」