開催中の高校選手権で初の準決勝進出を決めていた関東第一が、準決勝を辞退することが発表された。選手2人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たためで、対戦するはずだった大津が決勝に進出する。

上写真=静岡学園を下した1月4日の準々決勝での関東第一の先発メンバー(写真◎オフィシャルサポート)

他の3チームは全員が陰性

 日本サッカー協会の発表によると、準決勝に進出した4チームを対象に大会前に定められた検査を行なった結果、関東第一の選手2名から新型コロナウイルスの陽性反応が認められた。なお現時点においてスタッフも含め、当該者以外からの体調不良の報告はない。

 大会感染対策ガイドラインの内規に則り、正規登録チーム(選手30人およびチーム役員)に代わって、予備登録チーム(選手14人および正規登録チーム以外のチーム役員)での出場について、関東第一高校およびサッカー部の関係者で検討した結果、準決勝の出場を辞退することになったという。これにより、準決勝で関東第一と対戦する予定だった大津が決勝に進出する。

 なお、その他の3チームは全員の陰性が確認されている。JFAは、引き続き健康観察を継続しつつ、検査体制の強化および感染防止対策の徹底により、準決勝・決勝を開催するとしている。