1月4日、神奈川・等々力陸上競技場で全国高校サッカー選手権2021の準々決勝、東山(京都)対青森山田(青森)が行なわれた。夏のインターハイ準々決勝でも対戦した両者だが、青森山田が松木玖生と渡邊星来のゴールで、2-1で勝利。リベンジを狙った東山をここでも下し、ベスト4進出を果たした。

上写真=先に失点したものの、その後は丸山大和(5)を中心に堅い守備を披露した青森山田(写真◎近藤俊哉)

■2022年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@神奈川・等々力)
東山1-2 青森山田
得点者:(東)夘田大揮
    (青)松木玖生、渡邊星来

青森山田、試合巧者ぶりを発揮

 16分、青森山田は東山の夘田大輝にゴールを許し、この大会初めて先制点を許してしまった。それでも慌てずにボールを動かし、チャンスをうかがう。すると前半終了間際、ゴールを決めた夘田のハンドを誘いPKを得ると、松木玖生がGKの手を弾きながらゴール左隅に決めた。1-1で迎えた後半、青森山田が勝ち越しに成功する。53分、ロングスローから渡邊星来がネットを揺すった。東山は選手交代などで攻勢を強めたが、運動量豊富な青森山田が素早い攻守の切り替えで相手に満足に攻撃を許さず、そのまま試合終了のホイッスル。4大会連続となる準決勝進出を決めた。