12月28日、第100回全国高校サッカー選手権が開幕した。開会式に続いて国立競技場で行なわれた開幕戦では、東京都B代表の関東第一と大分県代表の中津東が対戦。序盤から押し気味に試合を進めた関東第一が多彩な攻めから6ゴールを奪い、圧勝。中津東を破り、2回戦に駒を進めた。

上写真=先制ゴールを挙げて右手を突き挙げる若松歩(写真◎小山真司)

■2021年12月28日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・国立)
関東第一 6-0 中津東
得点:(関)若松歩、坂井航太、藤井日向、本間凜、平形京太、肥田野蓮治
   (中)なし

6人で6ゴール

 前半から関東第一が中津東を押し込んだ。10番を背負う肥田野蓮治を中心に多彩なパスワークで中央を固める中津東の守備網を突破していく。相手選手の間でをパスを受ける意識とボールホルダーをフォローする意識は途切れることがなく、縦パスをスイッチにチャンスを生み出していった。

 13分にCKの流れから若松歩が先制。さらに坂井航太、藤井日向が続き、前半のうちに3-0とすると、後半早々に本間凛が加点。終了間際にも平形京太、肥田野蓮治がダメを押し、6-0と圧勝した。得点者がすべて異なるところに、関東第一の充実ぶりが表れていた。中津東も後半はサイド攻撃から何度か好機をつかんだが、ネットを揺らすまでには至らず。悔しい初戦敗退となった。

関東第一、中津東の登録メンバーリスト