この連載では、全国高校サッカー選手権に出場し、その後Jリーガーとなった選手を当時のお宝写真とともに紹介していく。第5回は、第75回~77回大会編。その後の日本サッカー界を背負って立つ才能が、夢の舞台で輝いた。

異彩を放った闘将

◆小笠原満男

小笠原満男(大船渡高校)

鹿島アントラーズ時代(1998-2006,07-18)/写真◎J.LEAGUE

小笠原満男(おがさわら・みつお)◎1979年4月5日生まれ、大船渡高校。第75、76回(96、97年度)選手権に出場。東北の奇才として全国に登場。敵の不意を突くラストパスは当時から異彩を放っていた。3年時は厳しいマークをかいくぐって好機を演出し、ベスト16入りの立役者に。その後、21年間におよぶプロ生活では、17個ものタイトルを獲得した。日本代表でもW杯2大会に出場。現在は鹿島アントラーズのアカデミー・アドバイザーとして活動する

◆加地亮

加地亮(滝川二高校)

ガンバ大阪時代(2006-14)/写真◎J.LEAGUE

加地亮(かじ・あきら)◎1980年1月13日生まれ、滝川二高校。第76回(97年度)選手権に出場。プロでは主にサイドバックで起用されたが、当時は中央でも働くMFとして奮闘。選手権出場は3年時のみで3回戦敗退も、走力を生かして攻守に貢献した。JリーグではFC東京、ガンバ大阪などで活躍。ジーコジャパンでは右SBの定位置を獲得し、2006年のドイツW杯に出場した

◆羽生直剛

羽生直剛(八千代高校)

ジェフユナイテッド市原・千葉時代(2002-07,17)/写真◎J.LEAGUE

羽生直剛(はにゅう・なおたけ)◎1979年12月22日生まれ、八千代高校。第76回(97年度)選手権に出場。3年時の県予選で市立船橋、習志野という強豪校を撃破し、選手権に初出場。持ち前の機動力でチャンスに絡み、チームを8強に押し上げた。筑波大を経て、2002年にジェフユナイテッド市原に加入。”オシム・チルドレン”として飛躍し、日本代表でもキャップを刻んだ

◆宮原裕司

宮原裕司(東福岡高校)

アビスパ福岡時代(2002-04,09)/写真◎J.LEAGUE

宮原裕司(みやはら・ゆうじ)◎1980年7月19日生まれ、東福岡高校。第76、77回(97、98年度)選手権に出場。攻撃に必要な要素を備えたアタッカー。2年時には本山雅志との絶妙なコンビで優勝に貢献。3年時はケガに悩まされたが、後輩を引き立て連覇に一役買った。高校卒業後は名古屋グランパスに加入し、その後はアビスパ福岡やサガン鳥栖などでプレーした

◆玉田圭司

玉田圭司(習志野高校)

V・ファーレン長崎時代(2019-)/写真◎J.LEAGUE

玉田圭司(たまだ・けいじ)◎1980年4月11日生まれ、習志野高校。第77回(98年度)選手権に出場。激戦区・千葉の壁は厚く、出場は3年時の1回のみ。しかも初戦敗退となったが、1ゴールを奪って存在をアピールした。プロキャリアは地元の柏レイソルでスタートさせ、名古屋グランパス、セレッソ大阪を経て、昨季からV・ファーレン長崎でプレーする。日本代表として国際Aマッチ72試合に出場。2006年ドイツW杯ではブラジル代表からゴールを奪った