12月31日、第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が行われ、駒沢陸上競技場では金沢学院大附(石川)と鹿島学園(茨城)が対戦した。鹿島学園が多彩な攻撃を見せて優勢に進めると、後半にPKで決勝点。1-0で3回戦へと駒を進めた。

上写真=清水朔玖が自ら得たPKを決めて、これが決勝点に(写真◎福地和男)

■2025年12月31日 全国高校サッカー選手権2回戦(@東京・駒沢)
金沢学院大附 0-1 鹿島学園
得点者:(鹿)清水朔玖

金沢学院大附も終盤にチャンスを迎えたが…

 均衡を破ったのは鹿島学園だ。この前々日の1回戦では7ゴールを決めた勢いそのままに、前半からバリエーション豊かな攻撃で押し込んでいたが、無得点。しかし、後半にビッグチャンスが訪れる。

 53分(40分ハーフ)、ゴール前に進入した清水朔玖がパスを受けたところで足を蹴られて倒され、PKを獲得。これを清水自身がゴール左下に滑り込ませるように決めて、54分にようやくスコアを動かした。

 鹿島学園は1回戦同様に次々にゴールに迫るが、追加点は決まらない。金沢学院大附もじっくり耐えながら一撃を狙い、74分には家邉凛太朗がGKからボールを奪って無人のゴールを狙うが、カバーに戻った内野竜太郎にクリアされ、こちらもスコアを動かせない。試合はこのまま終わって、鹿島学園が最少スコアながら3回戦進出を決めた。

金沢学院大附&鹿島学園メンバーリスト