7月末から福島県で開催されるインターハイ(全国高校総体)男子サッカー競技の都道府県予選。すでに各地で代表校や上位進出校が決まっている中、島根県予選は5月31日に準決勝2試合が行なわれ、開星高を下した大社高と、益田東高に勝った立正大淞南高が6月1日の決勝進出を決めた。
上写真=大社高(赤)が開星高(白)を1-0で下して決勝進出を決めた(写真◎石倉利英)
大社が13回目の出場か、立正大淞南が17回目か
準決勝2試合は益田市の益田運動公園陸上競技場で行なわれ、第1試合では大社高と開星高が対戦した。朝からの雨が断続的に降り続く中での一戦は、13分(35分ハーフ)に大社が先制。MF坂田幸大のFKをDF栗原貫志がヘッドで折り返したボールを、MF佐々木碧が右足ダイレクトで合わせて決めた。
その後は追加点を奪えない大社に対し、開星も後半にかけて何度かチャンスを作ったものの、追い付くことはできず。そのまま1-0で勝った大社が決勝進出を決めた。
立正大淞南高と益田東高が対戦した第2試合は、スコアレスで迎えた前半終了間際、立正大淞南FW三島拓人が益田東GK高橋寛光に倒されてPKを獲得。これを三島が自ら決め(得点時間は35分)、1-0とリードして前半を終えた。
益田東も後半に同点のチャンスがあったが、立正大淞南はGK山田新のファインセーブなどでしのぐと、53分にMF山田都愛のセンタリングを三島がダイビングヘッドで決めて追加点。試合終了間際の70分にもFW若槻大雲のセンタリングをMF山田涼斗が決め、3-0で勝利を収めた。
決勝は5大会ぶり13回目の出場を目指す大社と、4大会連続17回目の出場を狙う立正大淞南の顔合わせに。6月1日13時から島根県立サッカー場で行なわれ、今年のインターハイ出場校が決まる。
取材・写真◎石倉利英