12月末から開催される第101回全国高校サッカー選手権大会の都道府県予選(都道府県大会)が各地で開催されている。鳥取県では10月23日に準決勝が行なわれ、米子北高と鳥取城北高が決勝進出を決めた。

上写真=第2試合では米子東(白)が先制したが、鳥取城北が4得点を奪って逆転勝利を収めた(写真◎石倉利英)

米子北は大量15得点

 準決勝は鳥取市のヤマタスポーツパーク球技場で行なわれ、第1試合では米子北高と鳥取東高が対戦した。夏のインターハイ(全国高校総体)ベスト4の米子北が、7分(40分ハーフ)のDF梶磨佐志の先制点を皮切りにゴールラッシュ。前半を6-0で折り返すと、後半も攻撃の手を緩めずに9得点を追加し、15-0の圧勝で順当に勝ち上がった。

 第2試合では鳥取城北高と米子東高が対戦。6分に米子東MF梅原啓太が鮮やかなミドルシュートを決めて先制したが、鳥取城北は前半のうちに追い付くと、後半立ち上がりの41分にFW橋本琉輝が逆転ゴール。さらに2点を追加し、4-1で勝って決勝進出を決めた。

 13年連続18回目の出場を目指す米子北と、初出場を狙う鳥取城北の決勝は10月29日12時から鳥取市のAxisバードスタジアムで行なわれる。両チームは2016年と17年の決勝で対戦し、16年は7-0、17年は4-0で米子北が勝利しており、鳥取城北は三度目の正直での勝利と初出場を目指す。

現地取材・写真◎石倉利英