2022年のプリンスリーグ中国への参入チームを決めるプレーオフの1回戦が12月18日に行なわれた。サンフレッチェ広島ユースセカンド、関西高、大社高、高川学園高が、20日の参入決定戦に駒を進めている。

上写真=サンフレッチェ広島ユースセカンドは境高に6-0で勝って参入決定戦へ(写真◎石倉利英)

高川学園高は10得点で大勝

 中国5県の高校年代10チームによって争われるプリンスリーグ中国は毎年、下位2チームが県リーグに降格し、プレーオフを勝ち抜いた2チームが入れ替わりで参入する。今回のプレーオフは各県リーグの上位8チームが、4チームずつのトーナメントに分けられ、それぞれのトーナメントで優勝した2チームが2022年のプリンスリーグ中国に参入できる。

 吉田サッカー公園(広島)での第1試合では、サンフレッチェ広島ユースセカンド(広島)と境高(鳥取)が対戦した。序盤からボール支配率で圧倒する広島ユースセカンドは、20分にFW妹尾颯斗が決めて均衡を破ると、22分にはDF北奥蓮が続き、前半の飲水タイムまでに2点をリード。後半も立ち上がりの48分にMF石橋聖也が鮮やかなミドルシュートを決めるなど、4点を追加した広島ユースセカンドが6-0で勝利を収めた。

 第2試合では倉敷古城池高(岡山)と大社高(島根)が対戦。立ち上がりは倉敷古城池高がセットプレーなどでゴールに迫る場面があったが、大社高は22分にゴール前のこぼれ球をMF角凌太が決めて先制すると、25分にはFW廣戸蒼大が加点して主導権を握った。その後しばらくスコアが動かなかったものの、76分と87分に大社高MF持田優輝が決め、4-0で快勝した。

 このほかの対戦では、関西高(岡山)が2-0で岡山芳泉高(岡山)を下し、高川学園高(山口)は八頭高(鳥取)に10-0で大勝した。20日の参入決定戦は、広島ユースセカンド-関西高、大社高-高川学園高の顔合わせとなり、両カードの勝者が2022年のプリンスリーグ中国に参入する。

取材・写真◎石倉利英