6月20日に開催された鳥取県高校総体代替大会の男子サッカー競技・西部地区大会3位決定戦で、米子北高が境港総合技術高に17-0で勝利。準決勝で県内11年ぶりの黒星を喫した悔しさを胸に、再スタートを切った。

「私生活から変えていこう」

 米子北の中村真吾監督の下には準決勝での敗戦後、各地の高校年代の指導者から連絡が入ったという。「負けたことで大きな反響があり、長らく負けていなかった歴史の重みを感じた」と振り返り、敗戦直後から出直しに着手。練習開始前のウォーミングアップからグラウンド整備に至るまで、「いままで勝っていたから『なあなあ』になっていたところも見直そうとしている」という過程で、まずは大勝で新たな一歩を踏み出した。

 ボランチでフル出場したキャプテンのMF林莞大は、準決勝には出場しなかったが、準決勝での敗戦を「チーム全体が緩い雰囲気だった。いままで甘いことをしてきた結果が、詰めの甘さになった」と語る。敗戦のショックを振り払うべく、選手間でミーティングを実施し、「私生活から一つひとつ変えていこう」と話したという。
 
 今後の公式戦がどのように開催されるかは未定だが、ひとまずプリンスリーグ中国や選手権予選を目指し、チーム強化が続けられる。中村監督は「しっかり土台を作っていきたい」と、新しい歴史を築く決意を新たにしていた。

文◎石倉利英 写真◎石倉利英