上写真=土壇場で同点ゴールを決めた宮永(右端)は、ベンチの仲間のもとへと走った
写真◎金子悟

■2018年12月31日 全国高校サッカー選手権1回戦(神奈川・三ツ沢)
丸岡(福井) 2-2(PK5-4) 東山(京都)
得点者:(丸)田海寧生、宮永任 (東)久乗聖亜、井上竜稀

開始直後と終了間際に試合が動く

 開始2分、いきなり試合が動いた。強い追い風に押されるような丸岡の攻撃がPKを誘発。田海寧生がこれを決めてリードした丸岡は、前線からのプレスで、さらに勢いをつけようとする。対する東山は苦しくなるが、33分には高い個人技でPKを奪った久乗が自ら決めて、試合を振り出しに戻す。後半も互いに持ち味を出しながら試合を進める拮抗した展開の中、次のゴールは東山に生まれた。セットプレーの流れから、DFの井上竜稀が頭で決めたのだ。逆転された丸岡は、終盤に入り怒涛の反撃を繰り出し、ついにアディショナルタイム、宮永任の素晴らしい個人技で追いつくことに成功する。すると流れは丸岡に移り、PK戦の末に2回戦進出を決めた。