2027年元日に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で決勝が行なわれる天皇杯 JFA 第106回全日本 サッカー選手権大会が開幕し、8月19日に各地で1回戦が行なわれた。JFA(日本サッカー協会)の第1種登録チームすべてに門戸が開かれている伝統のカップ戦。鳥取県鳥取市のAxisバードスタジアムでは、ガイナーレ鳥取(鳥取県代表、J3)とロアッソ熊本(熊本県代表、J3)が対戦し、延長も含めて120分間を戦って2-2で決着がつかず、PK戦を制した鳥取が2回戦に勝ち上がった。

上写真=鳥取と熊本の一戦は両者譲らず、最後はPK戦での決着となった(写真◎石倉利英)

■2026年8月19日 天皇杯1回戦(@Axis:観衆839人)
鳥取 2-2(PK6-5)熊本
 得点=(鳥)藤田一途、篠田大輝
    (熊)半代将都、鹿取勇斗

8月26日の2回戦で名古屋と対戦

 熊本は8月15日、鳥取は同16日に消化した明治安田J3リーグ第2節から、どちらも先発メンバー全員を入れ替えて臨んだ一戦は、後半に入って動き始めた。まず55分、鳥取はMF橋本清太郎が左から上げたクロスをFW藤田一途がヘッドで決めて先制。しかし熊本も85分、DF戸田峻平がエリア外からシュート性のクロスを送り、ゴール前でFW半代将都が決めて追いつく。J3リーグで開幕から2試合続けてスコアレスドローだった熊本は、これが今季公式戦初得点となった。

 1-1で迎えた延長前半の94分、熊本が逆転。J2・J3百年構想リーグまでは鳥取に所属し、完全移籍で熊本に加入したMF小澤秀充が左サイドを突破してクロスを送ると、鳥取DF荒井涼のクリアをFW鹿取勇斗がエリア外から右足でゴール右に突き刺した。

 だが粘る鳥取は延長後半、DF荒井のロングスローが熊本DF李泰河のハンドリングの反則を誘ってPKを獲得。110分にFW篠田大輝が決めて追いつき、勝負の行方はPK戦に持ち込まれた。

 先攻の熊本2人目、DF大西遼太郎のキックは鳥取GKバーンズ・アントンがセーブ。だが鳥取は決めれば勝ち抜きとなる5人目で、110分にPKを決めた篠田が上に外してしまう。

 それでも7人目、先攻の熊本はFW半代が上に外して失敗。最後は鳥取の7人目、MF香取潤が決めて激闘を制した。勝ち上がった鳥取は8月26日(水)18時30分から愛知県豊田市の豊田スタジアムで行なわれる2回戦で、J1の名古屋と対戦する。

取材・写真◎石倉利英