AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦が3月5日に行なわれ、サンフレッチェ広島がホームでセーラーズ(シンガポール)と対戦した。幸先良く先制した後に2点目を奪えず、一度は追いつかれて嫌な流れになりかけたが、勝ち越して前半を終えると、後半に4得点のゴールラッシュ。大量6得点を奪い、アウェーでの第2戦に向けて大きなアドバンテージを得た。

上写真=フル出場して攻守に質の高いプレーを見せたMF中島洋太朗。広島は大量得点を奪って準決勝進出に前進(写真は2024年のACL2/サッカーマガジン)

■2025年3月5日 ACL2準々決勝第1戦(@広島)
広島 6-1 セーラーズ
 得点:(広)田中聡、ジャーメイン良2、川辺駿、ヴァレール・ジェルマン、中村草太
    (セ)シャワル・アヌアル

後半開始直後に貴重な追加点

 広島は12分、右サイドからの組み立てでゴール前まで上がってきたDF塩谷司が、MF田中聡にパス。トラップから巧みにターンして前を向いた田中が左足を振り抜き、右サイドのネットを揺らした。

 その後も決定機を量産したが、33分のDF佐々木翔のヘッドがクロスバーに当たるなど、なかなか2点目を奪えない。そうするうちに36分、CKをはね返されたところからカウンターで攻め込まれ、FWシャワル・アヌアルに同点ゴールを決められた。

 決めるべきときに決められなかった代償を払うことになったが、すぐさま42分に勝ち越し。MF中村草太が右サイドからセンタリング、ジャーメインが左足で流し込み、2-1とリードして前半を終えた。

 さらに後半開始直後の30秒、後半から途中出場したMF東俊希がアーリークロスを送ると、飛び込んだジャーメインが右足で合わせて3点目。68分には右サイドを崩し、MF中野就斗の折り返しをMF川辺駿が蹴り込んで4-1とする。

 広島は4点目の直後に新外国籍選手のFWヴァレール・ジェルマンが途中出場すると、74分にいきなり加入後初得点。76分には中村が決め、大量6得点を奪って6-1で勝利。アウェーでの第2戦に向けて大きなアドバンテージを得た。