9月7日に開幕した第44回サッカーマガジンカップ オープン大会2026(主催・運営:株式会社毎日コムネット、後援:株式会社ベースボール・マガジン社)。今大会もピックアップマッチの『マガ杯MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)』を紹介する。11日に行なわれた決勝トーナメント決勝で、中央大学サッカー同好会の勝利に貢献したのが2得点を挙げたMF望月隼。特に立ち上がりの超ロングシュートは圧巻の一撃だった。
上写真=決勝の開始5分、中央大学サッカー同好会MF望月隼が40メートルの距離から右足を一閃! GKの頭上を越える見事な一撃が決まって先制点となった(写真◎高野徹)
「蹴った瞬間に入ったと思った」
時が止まったかのような一瞬の静寂を経て、会場が大きくどよめいた。立ち上がりの5分(30分ハーフ)、中盤右サイドでボールを持った望月が右足を振り抜くと、正確に枠を捉えたボールがGKの頭上を越えてゴールネットに吸い込まれた。
「ボールを持って顔を上げたらGKが前に出ているのが見えたので、打とうと決めた」超ロングシュート。「蹴った瞬間に入ったと思った」と語る先制点は、チームを勢いに乗せるには十分過ぎる一撃だった。
22分にはエリア内右サイドからDF山崎颯太が放ったシュートに鋭く反応し、ゴール前で体に当てて2点目。「誰がシュートを打ったかは分からなかった」と笑うシチュエーションながら「常にこぼれ球に詰めていくことはチーム全員で話していたので、ゴール前に入っていって触るだけだった」という貴重な2点目も決めた。
8回目の優勝を目指したファイナルの舞台は「あまり緊張しないタイプなんですけど、この試合前は少し緊張していて、チームのみんなも硬かった」と振り返る。それだけに、前半で2点のリードをもたらした働きは大きかった。
今大会全8試合無失点という素晴らしい内容で3年ぶり、歴代最多を更新する8回目の日本一。菅平での『マガ杯』の歴史に新たな1ページを刻んだナンバー10は「日本一を取れて最高です!」と声をはずませ、「自分のサッカー人生の誇りになる」と喜びをかみ締めていた。
取材・写真◎石倉利英