9月7日に開幕した第44回サッカーマガジンカップ オープン大会2026(主催・運営:株式会社毎日コムネット、後援:株式会社ベースボール・マガジン社)。今大会もピックアップマッチの『マガ杯MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)』を紹介する。9日午後のラウンド16で相手の猛攻に立ちはだかったのが、立教大学FC立教のGK峠大希。激しい雨の中で最後までゴールを守り抜き、PK戦での連勝とベスト8進出に貢献した。
上写真=劣勢を強いられながらも最後までゴールを割らせなかった峠。チームをラウンド32に続くPK戦での連勝とベスト8進出に導いた(写真◎石倉利英)
「守り切れてよかった」
早稲田大学稲穂キッカーズAとの戦いはスコアレスで迎えた後半、押し込まれる時間が長く続いた。降り続いた雨で人工芝のピッチ全体に水たまりができ、DFのクリアもままならない。アクシデントも起こりやすい状況で、こじ開けようとする相手に何度もゴールに迫られたが、そのたびに守護神が体を張って立ちはだかった。
予選リーグからラウンド32までの4試合を無失点で勝ち上がっており「これまで無失点で抑えることができて、球際でやらせないようにと話していた」という。そのまま前後半の60分(30分ハーフ)を0-0で終えて「雨で難しさもありましたが、守り切れてよかった」と胸を張った。
後攻でスタートしたPK戦も大接戦となり、10人目まで回ってきてキッカーを任されると、止められれば敗戦の状況でど真ん中に蹴る強心臓ぶりを発揮。この日の午前中のラウンド32も0-0からのPK戦となり、キックの順番がめぐってきたが、クロスバーの上に失敗していた。めぐってきた雪辱の機会で「割り切ってど真ん中に蹴った」キックを成功。自身のPKストップはなかったものの、11人目で決着がついてPK戦での連勝でベスト8進出を決めると、チームメイトが駆け寄ってきて喜びの輪ができた。
狭山ヶ丘高(埼玉)から立教大学に進み、別の高校の先輩に誘われてFC立教に加入。現在3年生で、過去2年のマガ杯はラウンド32敗退だったが、壁を2つ破って8強入りを果たした。ここまで来れば目標は「無失点で優勝したい」。あと3試合、日本一を勝ち取る瞬間までゴールは割らせない。
取材・写真◎石倉利英