第44回サッカーマガジンカップ オープン大会2026(主催・運営:株式会社毎日コムネット、後援:株式会社ベースボール・マガジン社)が9月7日に開幕した。今大会もピックアップマッチの『マガ杯MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)』を紹介する。拓殖大学Adriano FCのDF金子祐大は、昨年の予選リーグ第1戦で右膝に重傷を負った。1年後に帰ってきた菅平の地で、憧れていたマガ杯への思いをぶつけるつもりだ。

上写真=昨年負傷した右膝にテーピングを施し、前半のみのプレーとなった金子は力強いボール奪取など安定した働き。憧れの大会で優勝を狙う(写真◎石倉利英)

「何で俺がケガするんだろう」

 9月7日午後の予選リーグ第1戦、早稲田大学荒友キッカーズBと対戦したAdriano FCは前半の決勝点で1-0の勝利。先発してハーフタイムに交代で退いたキャプテンの金子は「チームは初戦でちょっと硬かったですが、昨年の予選リーグは一つも勝てなかったので、まず勝てたのはチームの成長だと思います。自分のプレーも硬くなり過ぎず、冷静な判断ができていた」と静かに振り返った。

 盛岡中央高(岩手)から拓殖大に進んだ当初は、東京都リーグ1部に所属する社会人のクラブチームに所属していた。試合にも出場していたが「学生だけでやる方が、学生だからこその楽しさがあると思って」同好会でプレーすることに。憧れていたサッカーマガジン杯に出場するため、仲間と一緒にAdriano FCを立ち上げて昨年の大会に初出場した。

 ところが、予選リーグ第1戦の後半残り3分に右膝を負傷。前十字靭帯断裂の重傷で、わずか1試合で大会が終わってしまった。

 仲間のプレーを見ることしかできなかった1年前は「マガ杯のために全力を尽くして、いろいろやってきたのに、何で俺がケガするんだろうと、悔しさや、いろいろな気持ちがあった」という。その後に手術を行ない、2カ月前に戦列に復帰して、1年後のマガ杯で勝利の喜びを味わった。

 「解放感があって、最高の環境でサッカーができています。試合をしていると、めっちゃ気分が良いんですよね」という菅平のピッチ。4年生となり、ラストチャンスとなるマガ杯で「昨年は初出場で、硬さもあって優勝できませんでしたが、2回目なので絶対に優勝しなければいけない」と意気込んでいる。

取材・写真◎石倉利英

●大会名:第44回サッカーマガジンカップ オープン大会2026
●会場:長野県上田市・菅平高原内芝生グラウンド
●主催・運営:株式会社毎日コムネット
●後援:株式会社ベースボール・マガジン社
●協力:上田市、菅平高原観光協会、菅平高原旅館組合、菅平高原グランド部会
●特別協賛:株式会社EVE JAPAN、株式会社ZIPAIR Tokyo、他

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