現地時間7月9日に行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、フランスとモロッコが対戦した。前回大会は準決勝で対戦し、フランスが勝っているカードの再戦は、フランスが前半からチャンスを量産しながらもゴールが遠かったが、後半に先制点を奪うと、連続ゴールでリードを広げて優位に進める。守ってもモロッコに最後までゴールを割らせず、会心の勝利でベスト4一番乗りを果たした。

上写真=先制したフランスは66分にデンベレ(7番)が追加点! 後半の連続ゴールでモロッコを下した(写真◎Getty Images)

■2026年7月10日 北中米ワールドカップ準々決勝(ボストン)
フランス 2-0 モロッコ
得点=(フ)エムバペ、デンベレ

好セーブ連発のボノを攻略

 フランスは立ち上がりの4分、エムバペがエリア外左寄りから右足で狙うが、モロッコGKボノがセーブ。これで得たCKからデンベレがクロス、中央でウパメカノがヘッドで合わせるも、これもボノがセーブした。

 25分には自陣でのボール奪取からカウンターに転じ、ドリブルでエリア内に侵入したエムバペがモロッコDFマズラウィに倒されてPKを獲得。エムバペが自らキッカーを務めて右を狙うが、ボノがしっかりキャッチして先制点とはならなかった。

 フランスは35分にもドゥエが敵陣でのボール奪取からシュートを放つが、またもボノがファインセーブで阻む。アディショナルタイムにもディーニュの左足ミドルがクロスバーに当たって外れるなど、チャンスを量産しながらも得点できないフランスに対し、モロッコは前半終了間際にエリア外右サイドからハキミがFKを直接狙ったプレーが、前半唯一のシュートとなった。

 後半も前半と同じく、フランスが敵陣へと押し込み、モロッコが自陣からのビルドアップで打開を狙う展開が続いたが、60分にフランスが均衡を破った。敵陣で攻撃から守備へ素早く切り替えてボールを奪い返すと、エムバペが左サイドからの右足シュートでファーサイドのネットを揺らす。今大会の得点ランキングでメッシ(アルゼンチン)と並ぶ8得点目、下記のW杯通算得点ランキングでも節目の20得点となるゴールで先制した。

 フランスは66分にも敵陣中央でボールを持ったデンベレが、そのまま中央を進んで右足シュート。これがゴール右に決まり、好プレーを続けていたボノを立て続けに攻略する連続ゴールでリードを広げる。

 その後は終盤にかけてモロッコが押し込むが、83分のウナヒのミドルシュートはフランスGKメニャンがセーブ。84分にはCKからニアサイドへのボールをエル・アイナウィがヘッドで合わせたが、わずかに外れて決まらず。得点源が結果を残し、ディフェンスも最後まで崩れなかったフランスが攻守に充実ぶりを見せつけて勝ち上がった。

●W杯通算得点ランキング(※フランス-モロッコ終了時点)
 1位 21得点 リオネル・メッシ(アルゼンチン)
 2位 20得点 キリアン・エムバペ(フランス)
 3位 16得点 ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
 4位 15得点 ロナウド(ブラジル)
 5位 14得点 ハリー・ケイン(イングランド)
         ゲルト・ミュラー(西ドイツ)
 7位 13得点 ジュスト・フォンテーヌ(フランス)
 8位 12得点 ペレ(ブラジル)
 9位 11得点 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
         ユルゲン・クリンスマン(西ドイツ/ドイツ)
         シャーンドル・コチシュ(ハンガリー)
12位 10得点 ガブリエル・バティストゥータ(アルゼンチン)
         テオフィロ・クビジャス(ペルー)
         グジェゴシ・ラト(ポーランド)
         ゲリー・リネカー(イングランド)
         トーマス・ミュラー(ドイツ)
         ヘルムート・ラーン(西ドイツ)