FIFAクラブワールドカップ2025のラウンド16が行われ、フラメンゴ(ブラジル)とバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が対戦した。前半から常に先手を取ったバイエルンが4ゴールを集めてフラメンゴを撃破。ベスト8進出を果たした。

上写真=2ゴールを決めたハリー・ケイン。今季、公式戦通算41ゴールとなった(写真◎Getty Images)

■2025年6月29日 ラウンド16(@ハードロックS)
フラメンゴ 2−4 バイエルン
得点:(フ)ジェルソン、ジョルジーニョ
   (バ)オウンゴール、ハリー・ケイン2、レオン・ゴレツカ

ハイプレスと決定力で勝利をつかむ

 激闘は、バイエルンのゴールで幕が開けた。6分、左CKの場面でキミッヒが蹴ったボールが相手MFエリック・プルガルのバックヘッドを誘い、オウンゴール。開始早々に先制点を奪った。

 その3分後、今度はエースの左足が炸裂する。高い位置でダヨ・ウパメカノがジョルジャン・デアラスカエタのボールをつつき、こぼれたところを素早く回収したハリー・ケインが左足一閃。シュートをねじ込み、2−0とした。

 フランメゴも33分にジェルソンが左クロスの流れから蹴り込んで1点を返したが、41分にレオン・ゴレツカが再び2点差とするゴールを決めた。相手のクリアをボックスの外で回収したレオン・ゴレツカが目の覚めるようなミドルシュートを放った。

 後半に入り、55分にジョルジーニョがPKを決めてフラメンゴも粘りを見せたが、73分にバイエルンが相手の心を折る。ハイプレスでコンラート・ライマーがボールを奪い、キミッヒが前方へパスを出すと、受けたケインがこの日2点目となるゴールを決めて、三たび2点差をつけた。

 試合はそのまま4−2で決着。バイエルンが粘るフラメンゴを破り、準々決勝進出を決めた。