写真◎Getty Imges
FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループHのアル・ヒラル(サウジアラビア)とパチューカ(メキシコ)が対戦した。逆転で突破を狙うアル・ヒラルは先制に成功すると、パチューカの攻撃をしのぎ、試合終了間際にも得点して2−0で快勝。大会初勝利をあげるとともに2位に入り、ラウンド16進出を決めた。
上写真=後半のATにネットを揺らしたマルコス・レオナルド(写真◎Getty Images)
■2025年6月26日 GS3節・H組(@ジオディス・パーク)
アル・ヒラル 2−0 パチューカ
得点:(ア)サレム・アルドサリ、マルコス・レオナルド
インザーギ監督就任3週間で…
3位のアル・ヒラルは他会場の首位レアル・マドリード対2位ザルツブルクの結果次第で逆転突破の可能性が残されていた。結果を信じて、勝利を目指す。
その思いが実ったのは22分。ナセル・アルドサリの浮き球パスに反応したサレム・アルドサリがGKの位置をよく見て、ループシュート。見事にネットを揺らし、アル・ヒラルが先制した。
その後はパチューカに何度もゴールに迫られたが、GKヤシン・ブヌを中心に耐えしのぎ、失点を防ぐ。すると後半アディショナルタイムの90+5分、相手のクリアを拾ったルベン・ネベスのロングボールが前線に残っていたマルコス・レオナルドにつながり、GKをかわして加点。アル・ヒラルが2−0で勝利を収めた。
他会場でザルツブルクが敗れ、1勝1分け1敗となったため、今大会初勝利をあげ、1勝2分けとしたアル・ヒラルが勝ち点で1ポイント上回り、2位に浮上。アジア勢で唯一、ラウンド16に進んだ。シモーネ・インザーギ監督が就任して3週間で大きな結果を残した。
一方、敗れたパチューカは3連敗。グループステージで大会を去ることになった。