FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループHのザルツブルク(オーストリア)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。首位通過を狙うレアルは鋭いカウンターとボール奪取で前半2点、後半1点を加えて3−0で快勝。対するザルツブルクはチャンスもありながら決めきれず、3位で敗退となった。
上写真=ダメ押しとなる3点目をスコアしたゴンサロ・ガルシア(写真◎Getty Images)
■2025年6月26日 GS3節・H組(@リンカーンFF)
ザルツブルク 0−3 レアル・マドリード
得点:(レ)ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデ、ゴンサロ・ガルシア
ラウンド16でレアル✕ユーベが実現
グループ首位のまま突破を決めたいレアル・マドリードは、この一戦では3バックを採用し、前半からネットを揺らす。序盤はなかなかゴールを奪えなかったが、40分、自陣からのベリンガムが送ったロングスルーパスをヴィニシウスが収め、対峙するDFを巧みににかわしてボックス手前からシュート。ゴール右下を破って先制に成功した。
さらにアディショナルタイム、敵陣でボール奪取に成功すると、アルダ・ギュレルのパスは少し乱れたものの、ヴィニシウスが拾ってボックス内へドリブル。相手を引き付けてヒールで渡し、バルベルデが決めて2−0とした。
後半はザルツブルクも攻勢をかけ、受けに回る時間もあったレアル・マドリードだが、84分にダメ押しゴールを奪う。カウンターからゴンサロ ガルシアが抜け出し、ふわりを浮かせたシュートでGKの1対1を制し、加点。そのままレアル・マドリードが3−0で押し切り、2勝1分けで首位通過を決めた。
一方のザルツブルクは後半、何度の良い形を迎えながら得点できず、敗戦。前節終了時点で2位だったが、3位に順位を落とし、グループステージ敗退となった。また、ベンチ入りした北野颯太に出場機会は訪れず。2戦連続の出場はならなかった。
なお、H組首位のレアルはラウンド16でG組2位のユベントスと対戦。注目の一戦は日本時間7月2日(4時)にキックオフされる。