写真◎Getty Images
FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループGのウィダード・カサブランカ(モロッコ)とアル・アイン(UAE)が対戦した。ともにグループステージでの敗退が決まっていたが、勝利を目指して熱闘。2−1でアル・アインが勝ち切り、アジア勢として今大会初めて勝利をあげた。
上写真=鋭い突破を見せるアルアインのラヒミ(写真◎Getty Images)
■2025年6月26日 GS3節・G組(@アウディ・フィールド)
ウィダード 1−2 アル・アイン
得点:(ウ)カシアス・マイルラ
(ア)コジョ・ラバ、カク
きれいな崩しからウィダードが先制も…
開始早々の4分、ウィダードがゴールを刻んだ。右サイド深い位置に出たボールをモウフィドが折り返し、ボックス右からマイルラが右足シュート。ゴール右上を射抜いた。
その後もウィダードが攻勢を仕掛け、21分には左サイドバックのアユブ・ブシェタが攻め上がって右足で狙ったが、シュートは惜しくもクロスバーをかすめて枠にいかず。すると、アル・アインも直後にチャンスをつかむ。ソフィアン・ラヒミが抜け出してシュートを放つが、これはウィダードのGKメフディ・ベナビドが好守で阻止した。
しかし、アル・アインは前半終了間際にアディス・ジャジックがブシュタに倒されてPKを獲得。これをコジョ・ラバが決めて前半のうちに同点に追いついた。
決勝点が生まれたのは後半開始早々だ。50分、ラバ、マティアス・パラシオスがボックス内で粘ってつないだボールを、最後はカクが蹴り込み、アルアインが逆転に成功。アル・アインはその後に訪れたチャンスを決めきれなかったが、2−1で勝利を収め、今大会に参加している4チームのアジア勢の中で、初めて勝利を飾った。