FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループAのFCポルト(ポルトガル)とアル・アハリ(エジプト)が対戦した。ラウンド16進出には勝利が絶対条件だった両チームは序盤から攻めの姿勢を示し、互いに点の取り合った結果、4−4のドローに終わった。

上写真=ハットトリックを達成したアル・アハリのアブアリ(9)。しかし引き分けに終わった(写真◎Getty Images)

■2025年6月23日 GS3節・A組(@メットライフS)
ポルト 4−4 アル・アハリ
得点:(ポ)ロドリゴ・モラ、ウィリアム・ゴメス、サム・アゲオワ、ペペー
   (ア)ウェッサム・アブアリ3、モハメド・ベンロムダン

ともにグループステージで敗退

 勝利で道を拓きたい思いが序盤から激しくぶつかり合った。先制したのはアル・アハリ。15分にアブアリがネットを揺らすと、ポルトも23分にモラがゴールを決めた。

 前半終了間際(47分)にPKでアボアリが2点目を奪い、前半はアル・アハリのリードで終了。そして後半は、ポルトのゴールで幕を開ける。50分にウィリアム・ゴメスが同点弾を決めた。しかし、その1分後にアブアリがハットトリックとなるゴールをマークして、アル・アハリがまたも勝ち越しに成功。

 互いに譲らないシーソーゲームはここで終わりではなかった。

 53分にアゲオワがネットを揺すってポルトが三たび追いつき、3−3。すると64分にベロムダンがゴールを奪ってアル・アハリが勝ち越し。ついに決着かと思われたが、89分、途中出場のぺぺーがミドルシュートを決めきり、ポルトが4度目の同点ゴールを記録した。

 試合は壮絶な打ち合いの末、4−4のドローに終わり、勝ち点1を分け合った。続く道はここで途絶え、ともにグループステージで大会を去ることになった。