FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第2節が行われ、グループGのユベントス(イタリア)とウィダード・カサブランカ(モロッコ)が対戦した。ユベントスは序盤からユルディズを中心に相手ゴールに迫ると、コンスタントにネットを揺らし、4−1で快勝。連勝を飾った。

上写真=攻撃の中心として勝利に貢献したユルディズ。圧巻のパフォーマンスを披露した(写真◎Getty Images)

■2025年6月22日 GS2節・G組(@リンカーンFF)
ユベントス 4−1 ウィダード
得点:(ユ)オウンゴール、ケナン・ユルディズ2、ドゥシャン・ブラホビッチ
   (ウ)テンビンコシ・ローチ

ほぼハットトリックの活躍

 6分、ユルディズが左から狙ってネットイン。相手守備者の足に当たったために記録上はオウンゴールだったが、ユベントスのナンバー10が早々にボックス左に走り込み、思い切って左足を振り抜きゴールをこじ開けた。

 16分、今度は記録上もユルディズの名が刻まれる正真正銘のゴールを奪う。ボックスのすぐ外で左からパスを受けると、右足一閃。ゴール右隅に叩き込んだ。

 ユベントスが早々と2点のリードを奪ったが、ウィダードもすぐさま反撃に出る。25分、ノルディン・アムラバトが左から斜めに送ったボールにテンビンコシ・ローチが反応。前に詰めてきたGKよりも早く右足を振り抜き、1点を返した。

 勝負の行方を左右する次の1点を手にしたのはユベントスだった。69分、ユルディズがウィダードを突き放すゴールを奪う。コロムアニのパスに走り込むと、ボックス内で相手GKのタイミングを外すコントロールショット。3−1とした。アディショナルタイムにはブラホビッチがPKを決め、終わってみれば4−1でユベントスが快勝。盤石の戦いぶりで連勝を飾った。