FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第2節が行われ、グループDのロサンゼルスFC(アメリカ)とエスペランス・チュニス(チュニジア)が対戦した。決めきれない状態が長く続いたが、後半、エスペランスがついにチャンスをものにすると、そのまま逃げ切り1勝をあげた。

上写真=スタンドに詰めかけたサポーターを勝利を祝うエスペランスの選手たち(写真◎Getty Images)

■2025年6月20日 GS2節・D組(@ジオディス・パーク)
ロサンゼルス 0−1 エスペランス・チュニス
得点:(エ)ユセフ・ベライリ

エスペランスは次節、チェルシーと突破をかけて直接対決

 序盤から双方ともにチャンスを作りながらも決めきれず、0−0のまま試合が進んだ。後半に入ってもスコアがなかなか動かなかったが、70分、ついに均衡が破れた。エスペランスの左サイドバック、モハメド・ベンハミダがボックス内でドリブルで進入し、こぼれたボールを拾ったベライリがシュート。ロサンゼルスのGKウーゴ・ロリスの股下を抜き、先制に成功した。

 エスペランスはその後もカウンターから相手ゴールに迫ったものの、追加点を奪えず。一方、後半アディショナルタイムにロサンゼルスが同点のチャンスを得た。ボックス内でマルロンがボールをキープした際に相手に足を払われ、オンフィールドレビューを経てPKが与えられたのだ。

 しかし、決まれば同点のPKをデニス・ブアンガが失敗。GKバシル・ベンサイードにストップされてしまった。

 劇的な展開でエスペランスが勝利をつかみ、最終節でチェルシーとラウンド16進出をかけて直接対決することになった。対するロサンゼルスは土壇場で手にした希望をつかみ取れず、最終節を待たずして敗退が決まった。