UEFA EURO2024のグループステージ第2節が現地21日に行なわれ、ライプツィヒではグループDのオランダとイタリアが対戦した。初戦で勝利を手にしている両チームは互いの出方を見つつ、攻め合う展開となったが、最後までネットは揺れず。勝ち点1を分け合った。

上写真=69分にシャビ・シモンズがネットを揺らしたが、オフサイドでゴールは認められなかった(写真◎Getty Images)

■2024年6月21日 グループステージ2節・D組(@ライプツィヒ)
 オランダ 0-0 フランス

両チームのGKが好守で失点を防ぐ

 1分、オランダの右ウイング、フリンポンが快速を飛ばしてゴール前までボールを持ち込み、シュートを放つが、シュートはフランスのGKメニャンにわずかに触れられて枠を逸れた。

 4分、フランスのトップ下、グリーズマンの強烈なミドルシュートがオランダのゴールを襲う。だが、守護神フェルブリュッゲンの鋭い反応によって、ネットは揺れなかった。

 序盤から積極的な姿勢が見られたが、互いにGKの好守によって失点を防ぐ。とりわけオランダのフェルブリュッゲンのプレーが光った。グリーズマンが再三のチャンスにしっかりシュートできなかった面もあるが、後半、守備機会が多くなる中でも冷静に対応し続けた。
 
 そんな守護神の好守に応えるように、オランダは69分にはメンフィスのシュートの跳ね返りをとらえて、シャビ・シモンズがネットを揺らす。しかし、シュートの瞬間にダンフリースがオフサイドの位置にいてプレーに関与したと判断され、ゴールは取り消しとなった。

 試合時間が残り5分を切ると、無理をせずに勝ち点を分け合うことを考えたか、両チームともにペースダウン。立ち上がりから互いに積極的にゴールを目指す姿勢が見られた試合だったが、今大会初のスコアレスドローに終わった。