UEFA EURO2024のグループステージ第2節が現地19日に行なわれ、ハンブルクでグループBのクロアチアとアルバニアが対戦した。アルバニアが第1節と同様に立ち上がりに先制したものの、攻め続けたクロアチアが終盤の2得点で逆転。だがアルバニアが試合終了間際の後半アディショナルタイムに追い付き、2-2で勝ち点1を分け合っている。

上写真=アルバニアは後半アディショナルタイムにジャスラ(8番)が劇的な同点ゴール。クロアチアの選手たちは肩と落とした(写真◎Getty Images)

■2024年6月19日 グループステージ1節・B組(@ハンブルク)
 アルバニア 2-2 クロアチア
 得点:(ア)カジム・ラチ、クラウス・ジャスラ
    (ク)アンドレイ・クラマリッチ、オウンゴール

オウンゴールの選手が同点ゴール

 第1節でイタリアに敗れたアルバニアと、スペインに敗れたクロアチアの一戦は、イタリア戦で開始30秒に先制したアルバニアが今回も立ち上がりに先制。11分に右からのセンタリングを、ニアサイドに飛び込んだラチがヘッドで合わせて先制した。
 
 その後は同点を狙うクロアチアと、カウンターを中心に追加点を目指すアルバニアの構図が長く続いたが、なかなかスコアが動かなかった。しかし74分、クロアチアは短くパスをつないでエリア内左サイドに攻め込むと、最後はクラマリッチが決めて同点とする。
 
 勢いづいたクロアチアは76分、左からのセンタリングをニアサイドのルカ・スチッチが左足でシュート。アルバニアの選手がブロックしたボールがジャスラに当たってゴール方向にはね返り、オウンゴールとなって連続ゴールで逆転に成功する。
 
 しかし、これでエネルギーを使い果たしたかのように動きが落ちたクロアチアに対し、アルバニアが懸命に反撃。6分と表示された後半アディショナルタイムも終わりかけていた90+5分、左からのセンタリングを、オウンゴールを与えていたジャスラが左足で決め、土壇場で追い付いてドローに持ち込んだ。