写真◎Getty Images
ドイツで開催されているEURO2024で、デンマークとイングランドがグループCの第2節を戦った。優勝候補の一角のイングランドが先制するも、日本代表MF守田英正とスポルティングでチームメイト、ヒュルマンの強烈なゴールでデンマークが追いつき、1-1で引き分けた。
上写真=デンマークの同点ゴールを決めたヒュルマン(写真◎Getty Images)
■2024年6月20日 グループステージ2節・C組(@フランクフルト)
デンマーク 1−1 イングランド
得点:(デ)ヒュルマン
(イ)ケイン
イングランドが先制したが…
序盤は互いに慎重なプレーで試合に入る。攻撃と守備の時間がはっきりと分かれていたが、18分、イングランドが一気にスピードアップ。トップ下のベリンガムが右サイドへ出したパスは厳しすぎるかに見えたが、ウォーカーが快足を飛ばして追いつきクロスを送る。最後はケインに渡り、先制点が決まった。
だがデンマークに焦りは見えず、自分たちのプレーを丁寧に続け、相手ボックス内でボールへ持ち込む場面もあった。すると34分、スローインからつながったボールに、ヒュルマンが思い切って右足を振るう。かなり距離があったが、地を這う強烈な一撃が、ポストを叩いてゴールに収まった。
後半に入り、イングランドは攻撃のギアを上げる。カードも切っていき、56分にはフォーデンの強烈ミドルがクロスを叩いた。69分には、3枚替えで攻撃的な選手を大量投入。その2分後には、入ったばかりのワトキンスがベリンガムのスルーパスに抜け出すが、シュートはGKシュマイケルの体を張ったセーブに防がれた。
イングランドが前線からプレスをかけるが、デンマークも高い位置でボールを奪って83、85分と惜しい場面をつくり出す。両チームとも最後まで懸命に戦い続けるがスコアは動かず、勝ち点を分け合った。