ドイツで開催されているEURO2024で、トルコがジョージアを破った。初出場で燃えるジョージアの野心を打ち破ったのは、世界的名門レアル・マドリードに所属する19歳、ギュレルの一撃だった。

上写真=得点を喜ぶ、レアル・マドリード所属の19歳、トルコ代表ギュレル(写真◎Getty Images)

■2024年6月19日 グループステージ1節・F組(@ドルトムント)
 トルコ 3−1 ジョージア
 得点:(ト)ミュルドゥル、ギュレル、アクトゥルコール
    (ジ)ミカウタゼ

トルコは惜しい場面があったものの…

 試合開始から、5バックで守る初出場のジョージアに対して、トルコが圧倒的にボールを保持。その流れのままに25分、左サイドからのクロスが跳ね返されたところをミュルドゥルが右足で叩いたボレーシュートがゴール右隅に吸い込まれてトルコが先制する。

 だが、ジョージアは自分たちの戦い方を変えず、攻めに移れば左右に大きく揺さぶり、チャンスを狙う。32分には、その形から最後はゴール右からのクロスをミカウタゼが叩き、ニアサイドを破って同点に追いつく。

 後半に入っても、ボールを動かすトルコに対して、鋭く反撃するジョージアという構図が続く。そして次のゴールはまた、トルコに生まれた。敵陣でのパス交換を遮ったボールが渡った先にいたのはギュレル。19歳の若武者が左足を振り抜くと、豪快な一撃がゴール左隅を射抜いた。

 70分にはワンツーからトルコのシュートがクロスバーを叩くが、ゴールネットは揺れない。終了間際のCKのチャンスではGKも上がったが、これがあだとなり、カウンターから失点。最後はトルコが3-1で白星発進を喜んだ。