第102回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日に行なわれ、名古屋(愛知)と市立船橋(千葉)が県立柏の葉公園総合競技場で対戦した。先制した市立船橋に対し、名古屋も前半終了間際に追いついたが、後半開始直後に勝ち越した市立船橋が競り勝ち、12年ぶりのベスト4進出を決めた

上写真=市立船橋が1点差の競り合いを制し、名古屋を下して12年ぶりの準決勝進出(写真◎小山真司)

■2024年1月4日 全国高校サッカー選手権 準々決勝(@千葉・県立柏の葉公園総合競技場)
名古屋 1-2 市立船橋
 得点者:(名)オウンゴール
     (市)久保原心優、郡司璃来

名古屋は猛反撃も及ばず

 前半は風上の市立船橋が多くのチャンスを作って押し気味に進め、21分に左からのセンタリングをMF足立陽がニアサイドでうまく処理してシュート、名古屋DF井上款斗にクリアされたものの、FW久保原心優がヘッドで押し込んで先制。だが名古屋も前半アディショナルタイムの40+2分、ゴール前まで飛んだDF月岡のロングスローが相手のオウンゴールを誘い、良い時間帯に追いついて前半を終えた。しかし市立船橋は後半開始直後の42分、右からのセンタリングをFW郡司璃来が右足で合わせて勝ち越し。名古屋は後半終了間際に月岡のロングスローやFKで猛反撃を見せたものの同点とはならず、初出場でベスト8進出の快進撃がストップ。市立船橋が優勝した2011年度の第90回大会以来、12年ぶりとなるベスト4進出を決めた。