第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が2日、行われた。駒沢陸上競技場では明桜(秋田)と堀越(東京A)が対戦。前半に手にした1点を守り抜いた堀越が準々決勝へ駒を進めた。

上写真=決勝点となる先制ゴールを決めた堀越の仲谷俊(写真◎小山真司)

■2024年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@東京・駒沢)
明桜 0-1 堀越
得点者:(堀)仲谷俊

素早い攻めで決勝点をもぎとる

 前半に記録した仲谷俊のゴールが勝負を分けた。明桜のGK川村晃生のロングキックを自陣でクリアし、中村健太と髙谷遼太が空中でパス交換。右サイドを突破した中村から送られたクロスに仲谷が頭を合わせ、先制に成功する。堀越が28分に堅守を誇る明桜からゴールを奪ったのだった。

 その後も堀越は押し気味に試合を進め、明桜の攻めにもしっかり対処。結局そのまま押し切り、堀越が1−0で準々決勝進出を決めた。試合後のインタビューで佐藤実監督は「落ち着いてゲームをやってくれていた」と選手を称え、「今大会の目標は過去最高の堀越をつくる」と次戦への意気込みを語った。