第102回全国高校サッカー選手権大会の2回戦、初芝橋本(和歌山)対堀越(東京A)が12月31日に駒沢陸上競技場で行なわれた。試合は序盤から堅い展開が続き、スコアレスのまま前後半が終了。迎えたPK戦は、8人目のキッカーで先攻の堀越が成功したのに対し、後攻の初芝橋本が失敗。堀越が激闘を制して3回戦へと駒を進めた。
上写真＝PK戦までもつれた激闘を制し、堀越が３回戦へ進んだ（写真◎斎藤豊）
■2023年12月31日 全国高校サッカー選手権2回戦（@東京・駒沢）
初芝橋本 0-0(PK7-8) 堀越
PK戦で堀越は全員が成功
前半から堅い試合展開となり、両者ともにセットプレーで好機をうかがった。初芝橋本は1回戦でFKから2得点を挙げており、高さのある大丸龍之介をターゲットにゴールを狙ったが、しっかりと対策を講じた堀越が得点を許さない。後半も膠着状態が続く中、48分、初芝橋本はロングスローから大丸に決定機が訪れるも、ゴールカバーに入っていた堀越の瀬下琥太郎が間一髪でクリアし難を逃れた。その後もスコアは動かず、勝負の行方はPK戦へ。7人目まで互いに全員が成功し、8人目のキッカーで堀越の2年生・竹内利樹人が決めた後、初芝橋本の2年生・角野有右斗が失敗。この瞬間、堀越の勝ち抜けが決まった。