第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、帝京大可児(岐阜)対柳ヶ浦(大分)が12月29日に浦和駒場スタジアムで行なわれた。18大会ぶり2回目の出場となった柳ヶ浦が前半に選手権初ゴールを挙げたが、後半に2ゴールを奪った帝京大可児が逆転勝利で2回戦進出を決めた。
上写真＝ドリブル突破をはかる帝京大可児の10番、加藤隆成（写真◎桜井ひとし）
■2023年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦（@埼玉・浦和駒場）
帝京大可児2-1 柳ヶ浦
得点者：（帝）加藤隆成、松井空音
（柳）中川喜之輔
7分間で一気に逆転
開始直後から帝京大可児がボールを支配し、対する柳ヶ浦は守備を固めてカウンターを狙った。先制点は27分。柳ヶ浦がCKのチャンスを生かし、相手DFのクリアを拾った中川喜之輔がボレーシュートを蹴り込んだ。前回出場時はノーゴールで敗退したため、これが柳ヶ浦の記念すべき選手権初ゴールとなった。後半に入ると帝京大可児が攻勢を強め、54分、パス交換から密集を抜け出した加藤隆成が同点弾。さらに61分、松井空音がエリア外からコントロールショットを沈め、一気に逆転に成功する。その後も帝京大可児は主導権を相手に渡さず、きっちりとリードを守って逆転勝利を飾った。