第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が12月29日に行なわれ、帝京長岡（新潟）と長崎総科大附（長崎）が県立柏の葉公園総合競技場で対戦した。前半にMF大屋麻尋の超ロングシュートで先制した長崎総科大附が、1-1から後半に勝ち越したものの、帝京長岡はFW谷中習人が2得点を挙げて逆転勝利を収めている。
上写真＝帝京長岡（緑）が終盤の2得点で長崎総科大附に逆転勝ちした（写真◎福地和男）
■2023年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦（@千葉・県立柏の葉公園総合競技場）
帝京長岡 3-2 長崎総科大附
得点者：（帝）谷中習人2、橋本燦
（長）大屋麻尋、仲宗根惺
決勝点は後半アディショナルタイム
長崎総科大附は22分、カウンターからMF大屋麻尋がハーフウエーラインを少し越えたあたりから超ロングシュート、これが前に出ていたGKの頭上を越え、選手権の歴史に残る鮮やかな一撃を決めて先制する。前半終了間際に帝京長岡MF橋本燦に決められたものの、59分に相手GKのキャッチミスを突いて仲宗根惺が蹴り込み、再びリードした。だが帝京長岡は67分に交代出場のFW谷中習人が同点ゴールを決めると、後半アディショナルタイムの80＋2分にも谷中が決めて逆転、点の取り合いを制して勝ち上がった。