第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が12月29日に行なわれ、北海(北海道)と大手前高松(香川)がゼットエーオリプリスタジアムで対戦した。立ち上がりに大手前高松が先制したものの、北海も後半にPKで追い付き、勝敗の行方はPK戦へ。ここでも6人目までもつれる接戦となったが、最後は北海が競り勝って2004年度以来となる初戦突破を果たした。

上写真=北海(黄色)がPK戦を制し、創部100周年の記念の年に全国で結果を残した(写真◎小倉直樹)

■2023年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@千葉・ゼットエーオリプリスタジアム)
北海 1-1(PK6-5)大手前高松
 得点者:(北)野村光希
     (大)山村音喜

PK戦は6人目で決着

 大手前高松は10分、左サイドを崩して攻め込むと、FW大谷海聖のシュートがGKに防がれたこぼれ球をFW山村音喜が蹴り込んで早くも均衡を破った。しかし北海は46分にFW野村光希が、エリア内で倒されて得たPKを自ら決めて同点とする。その後は両チーム得点なく、PK戦にもつれ込んだ一戦は、相手の6人目のキックをGK小野寺信がストップした北海が勝利。創部100周年に花を添える2004年度大会以来の初戦突破を果たした。